生物屋さんのためのゼロからのプログラミング

―忘れないための覚書 (たま~に更新)―

EclipseでImageJのPlugin作成 -下準備編-

ImageJを活用した解析用ツールを開発することにした。
EclipseでImageJのいじれるようにするまでに少し苦労したので、備忘録を残す。(今回はMacを使用)
参考にしたのは、三浦耕太先生著の「ImageJではじめる生物画像解析」
ImageJではじめる生物画像解析 | 学研メディカル秀潤社の第5章−2 (p209-p212)

(注:これでうまくいかない場合は、この記事の次の記事
EclipseでImageJのPlugin作成 -下準備編 ver.2- - 生物屋さんのためのゼロからのプログラミング
を参照)


手順(1) Eclipseのダウンロード
EclipsePleiadeshttp://mergedoc.osdn.jp/からFull versionをダウンロードすれば簡単。しかもEclipseが日本語表記になる。

Macの場合は、ダウンロード終了後にフォルダーが現れるので、そのフォルダー内のEclipseのアイコンを同じくフォルダー内にあるApplicationのショートカットフォルダーにドラッグして入れば完了。


手順(2) ImageJのソースコードのコピー
GitHubのサイトhttps://github.com/dscho/minimal-ij1-pluginの”clone or download”からzipファイルをダウンロードし、
PCのDocumentsにminimal-ij1-pluginを移す。


手順(3) Eclipseにインポート
Eclipseを開いて、
”ファイル”→”インポート”→”Maven”→”既存Maveプロジェクト”
参照で上記で移したminimal-ij1-pluginを選択、現れるpom.xmlをチェックする。


Eclipseのパッケージ・エクスプローラーにインポートされたプロジェクトが現れるので、それを右クリック。
リファクタリング”→”Mavenアーティファクトの名前変更”

グループ ID: 任意の名前
アーティファクトID:作製するpluginの名称(どこかに”_”を必ず入れる)
バージョン: 作製中のものはSNAPSHOTと入れるらしい。
その下の『ワークスペースEclipseプロジェクトの名前変更』にチェックを入れる。

これで、EclipseからImageJを動かせるはず。


うまくいっていれば、
上記で名前を変えたプロジェクト”→”src/main/java”→”デフォルト・パッケージ”にある”Process_Pixels.java”を”Javaアプリケーション”で実行してみると、ImageJが立ち上がって、”Clown”の画像が開くはず。(その前に”Process pixels”という入力画面が現れるが)